2013年7月21日日曜日

PC環境 物欲のいじくり記 49 次なる一歩 FS926Mの出番


次なる一歩

手に入った機材の静音化も終了。全機材を作動させても扇風機(強)の音よりも小さい。

まずは、HGWとモデム間の通信のやり取りを調査することにしてモデム⇔FS926MHGWの接続でFS926をミラー接続でポートを一つ潰し、正月に買ったFMV MH20 Win8を繋げWAN部分のパケット分析を始めた。モデムとHGWの間にHUBを設置する場合(2個目の電話が必要でHGWの増設の場合)はKDDI推奨のHUBがあるのだが今回はFS926Mを購入したので専属で対応させることにした。初期設定のままですんなり接続。電話も使える。

AtermBL170HV(HGW)とVDSLモデム(H02VD4)
下にあるのは、NTTのホーム電話レカムの主装置


上からAR550Sルーター(まだおまけ)
FS926M モデム⇔HGW間 ポートミラー接続
9424T/SP-E HGWの接続と居間のSWとリンクアグリゲーション
9424T/SP 9424T/SP-E・チーミングしたサーバ・BTO-PCとリンクアグリゲーション
8724SL(ファイアウォールライセンス付)
9924T/4SP 

やはり風量が足りない9424T/SP-Eの発熱があるが、温度エラーは出ていない。
一番下の9924は、ファンを換装したがエラーを消すことができず、そのままの状態
 
HGWの外側(WAN側)は、魑魅魍魎の住むWANの世界になる。何時攻撃されても良いようにFMV MH20さんに働いてもらうことにした。パケットキャプチャの内容はファイルに落とし、BTOPCで分析を行うことにした。このFMV MH20は、バックアップは行ってあるので何かに感染してもSSDの情報を入れ替えるだけである。(BIOS部に感染したら終わりだが)ウイルスソフトは、導入してあるが何がおこるか判らない。


どうしてもデータ収集は、家族が使用してない夜になる。HGW・モデムの電源を落したり、LANを使用して特定のWebを見たり、モデムの電源を落したり色々組み合わせてデータを収集する必要がある。

つづく(はたして「学校でのロバ」になってしまうのか?!) 追々Upの予定

 

PC環境 物欲のいじくり記 48 9924シリーズのファン換装

Allied 9924T/4SPおよび9924SP用 共通 電源ユニットとファンモジュールのファン換装

注意:ここに書かれている換装は、機器の設計時のファン交換するものであり、風量、電力が変化します。それにより機器の寿命が短くなったり、電源部の電気的障害が起こる可能性もあります。この記事を参考にして換装した結果、想定できるリスク・想定できなかったリスクにより、危険を及ぼす事象が発生する可能性があります。個々の方々の技量、判断、責任で換装記事をお読みください。
 
9924T/4SP


 

9924SP

 
この9924シリーズ 専用の電源ユニットとファンモジュール付いており、音が凄いのである。轟音でありG7の比では無い。さすがエッジSWである。電源ユニットを2台設置して冗長化もできる。

電源ユニット AT-PWR-01-70
 
電源ユニット内部構造
 
 
  ファンモジュールAT-FAN-01
ファンモジュール内部構造
 
 ということで試しに1台分のファンモジュールのファン交換 調べるとARX FD1240-A2041D 12V 0.16A 7,000rpm 7.32CFM 29.50dB 40×40×202Pin構成を使用。 回転数の検出はしていない。
ARX FD1240-A2041D 
 
それならば、回転しているだけで良いはずである。と浅はかに考えた。それで、T&T社の超静音 ファンを選択。
超静音3,000rpm 3.11CFM 4020LL12S 13.5dBを秋葉のPCショップカスタムさんが閉店する際に多量に仕入れたのであった。
超静音に換装 音は静かになった。
超静音に換装
組み上げて本体に装着。しかしFAULTのエラー出現。どうやらファンに供給する電流を見ているようである。ARXは、0.16A 超静音は0.06A全然足りていない。
なんとか、この仕入れた超静音を活用する手段が無いか考えた。
それでは2個並列に繋げてみた。 約0.12A
超静音×2に換装
組み上げて本体に装着。しかしFAULTのエラー出現。
もう一つ追加3個並列    約0.18A

超静音×3に換装 
組み上げて本体に装着。しかしFAULTのエラー出現。orz


まだ足りない。電流ではないのか?基板を外してみると色々部品が付いている。大きなものは、基板上にはLM339ICDS2502ICが見える。

LM339 コンパレータ―
DS2502 EPROM
LM339は電圧コンパレータ―なので電圧を見ていると思う。
DS2502EPROMに該当する。DS2502のメモリピンアサインとランドを追うと2端子しか使用していないようだ。
http://www.sal.wisc.edu/PFIS/docs/rss-nir/archive/public/Product%20Manuals/maxim-ic/DS2502.pdf
8Pin SOPackage 3Data 4GND
125678 NC
ユニット・モジュールの識別(IDとシリアル番号)を表すデーターが焼きこまれているようだ。

このLM339が何を行っているかが問題となる。
まだ電流モニター(抵抗変換)の可能性も捨てきれず、今度は電源ユニットのファンの換装を行った。
さて 次の選択肢は以下の中から選ぶことになる。
静音  4,000rpm 4.73CFM 4020L12S  20dB  0.12A
標準  5,000rpm 7.20CFM 4020M12S  24dB  0.16A
高速  6,000rpm 8.84CFM 4020H12S 26.8dB  0.20A
電流から見ると同等なのは標準。
そこで標準に換装してみた。今度は電源ユニット。はたしてどうなるのか?
結果
FAULT点灯 PWR GOOD点灯 orz

いったい何を見てFANを監視しているのか?ファンの+12V側は共通で供給されておりGND側がコンパレータ―に繋がっている。ファン回転に伴う電源に重層されるノイズを拾ってファンの回転を監視しているのか?
シンクロスコープでファン-側を見た。(GNDとの比較)
換装前 ファンモジュール
やはり-側にはノイズが乗っている。上方の1本線は12VDC供給ライン
 
換装前 電源ユニット
 
換装後 ファンモジュール(ファン3個分)
ノイズのパターンが違う(上記と時間軸は同じ)
 
換装後 電源ユニット
ノイズのパターンが違う(上記と時間軸は同じ)
どうやらこの電源ユニットとファンモジュール ファン故障によるFAULT検出は、ファン―側のノイズを利用した方式であるようである。詳しくはLM339のランド周りを調べれば判るが本来の目的は、静音化であるので、またの機会に譲る。

FAULTのエラーは出ているが、換装前と比較して音は、あくまで感覚であるが1/3くらいまで落ちていると思う。電源ユニットはファンの異常と温度監視。ファンモジュールはファンの監視がFAULTに出てくる。
電源ユニットの温度監視については70℃以上でエラーがでると海外の説明文には書かれている。また本体の温度異常は本体についているFAULTの項目で確認できる。当面の実験には差しさわりのない問題であり、これで入手したSW類のハード的な弄りは終わることにする。

9924シリーズはファームのダウンロードや機器本体へのアップデート、ファンの換装に関しても、色々制約があり、弄りまわせないL3SWであり、作動時の音も大きくお勧めしない。妥当な線は9424T/SP-Eがよろしいかもしれない。都合5台の9924シリーズが揃ってしまったが、騒音の面でファン換装は電源ユニットとファンモジュール各1個に留めてある。9924T/4SP、9924SPに差し替えて今後は実験に使用していくことにする。

2013年7月14日日曜日

PC環境 物欲のいじくり記 47 9424T/SP-Eのファン換装

Allied 9424T/SP-Eのファン換装

http://www.allied-telesis.co.jp/products/list/switch/9424t_sp-e/catalog.html

注意:ここに書かれている換装は、機器の設計時のファンを交換するものであり、風量、電力が変化します。それにより機器の寿命が短くなったり、電源部の電気的障害が起こる可能性もあります。この記事を参考にして換装した結果、想定できるリスク・想定できなかったリスクにより、危険を及ぼす事象が発生する可能性があります。個々の方々の技量、判断、責任で換装記事をお読みください。

9424T/SPは、フェイクファン方式で順調に稼働している。もともと付いていたファンの風量は17.02CFMであり交換したファンの風量は、16CFMであるので問題ないのであろう。
 
こんどは9424T/SP-Eのファン換装である。ファンは、清掃をしてエラーはで無くなったが音がML110 G7ばりに大きいのである。
ついているファンは、ARX 1240A2053M 40X40X28 12V 0.22A  12.95CFM 33dB2個使われていた。合計約26CFMの風量である。
SPSP-Eの中身を見ても、そう違いは無く消費電力は、9424T/SP58W(最大で68W)片や9424T/SP-E63W(最大で73W)である。
 
手元にあるファンは、T&T社の4種のファン40×40×20
超静音 3,000rpm 3.11CFM 4020LL12S 13.5dB
静音  4,000rpm 4.73CFM 4020L12S  20dB
標準  5,000rpm 7.20CFM 4020M12S  24dB
高速  6,000rpm 8.84CFM 4020H12S 26.8dB

これだけ種類を揃えた訳は、9924シリーズの電源ユニットとファンモジュールのファンの大きさが40×40×20なので交換するファンを選択するためである。

横道に逸れるが、9924シリーズのファンは3Pinタイプではなく2Pinタイプである。回転数検出は行っておらず、ぶん回しているだけである。実は、9924シリーズのファンを先に換装しようとして、ファンは回転しているだけで良いと考え、超静音のファンを多量に、PCショップカスタムさんが閉店する際に仕入れたのであった。実際に9924シリーズのファン部のファンを超静音ファンに交換したらファンエラーが出てしまった。この顛末は、後で書く。

さて、どれを選択しても風量的には不足している。28㎜厚のファンを購入することも考えた。
超静音 2,500rpm 4.36CFM 4028TL12B 15.3dB
静音  4,000rpm 7.57CFM 4028LL12B 24.7dB
標準  5,500rpm 9.39CFM 4028L12B  32.2dB
高速  7,000rpm 12.19CFM 4020M12B 40.8dB
元からついているファンはARX33dB。 28mmの静音タイプあたりが妥当だが寸法的に20㎜のファンでも問題ないのでとりあえず20㎜を順番に取り付けてファンエラーが出るか調べた。
超静音 3,000rpm ×
静音   4,000rpm 〇
標準  5,000rpm 〇
とりあえず4,000rpm以上あればエラーは出ない。

注意 Alliedのファンのピンコネクション電源の接続が日本と逆
   で真中が―極である。パルスセンサー部は一番右(黄色)
   と見たとき

SWとしての勉強のためだからFull24portは使用しないと割り切り、静音以上は9924シリーズ用に残しておくことにした。超静音は3,000rpmでエラーが出るがフェイク方式で行えばエラーを回避できる。風量は3.11×26.22CFM 本来は26CFM。差は約20CFMもある。9424T/SPでさえ16CFMを確保している。温度エラーが出れば、また交換すればよろしいとの基本路線でフェイク用のファンの選択を始めた。
まずはOMEGA TYPHOON CFZ-4010L 3300rpmエラーが出ない。決まり
ファン部を取り外し換装
 
 
超静音×2+フェイクファン1で行くことにした。まずは超静音2個の取り付け。これで多量の在庫は掃ける。ところがである。超静音2個を取り付けてみると、片方はエラーが出ない。
交換してみるとエラーのでるファンも変わる。
超静音ファンどうやらLot差があるようである。片方は3,300rpm以上でているようである。と言うことは片方のパルス出力を両方のパルス入力に入れてやればフェイクファンが必要無くなる。配線を行い片方のパルスを両方に入れてやるとエラーが出ない。
 
はんだで固定し熱収縮チューブで加工した。
 
コンソールで9424T/SP-Eに入り温度モニターを見たがエラーは出ていない。当面の実験には使用できそうである。音はほとんど無音。すこし風量的には無理がある使い方である。


 

つづく

2013年7月3日水曜日

PC環境 物欲のいじくり記 46 家の回線環境


実際のところ我家の電話回線の先は、どうなっているのだろうか丁度 KDDIの工事が入ったので現物を拝ませてもらった。(私の住んでいる集合住宅はFTTB方式だ)
 
ここが電話回線を収容するMDFMain Distributing Frame)通常はカギが掛かっている。
 
端子盤(上が電話回線 下がKDDIのVDSLの接続回線)
 
どのような構成で接続されているかは判らない(配線はぐちゃぐちゃである)
 
VDSL接続部(VDSL集合装置から伸びた回線がここで電話回線端子盤に繋がる)
 
 配線をたどっていくと外部から引き込まれた光回線接続部と集合型回線終端装置・VDSL集合装置の収容されたMDFに辿り着いた。
主装置(集合型回線終端装置・VDSL集合装置) KDDI光回線接続部PT(Premises Termination) 回線はNTTを使用
 


外部の光回線は1条ではなく、何条かが引き込まれている。
 

同様にNTTの工事にも、ぶち当たり無理を言って見せてもらった。NTTのフレッツ光の回線も同様なMDFに収容されていたが主装置(VDSL集合装置)は、MDF内に収まりきれないので外付けであった。


外部から引き込まれた光回線接続部PT(Premises Termination)とVDSL接続部


構成はこのような感じ
 
 
KDDIの主装置の中身は判らなかったがNTTの装置はVH-100BOX16S<N>と言う集合VDSL装置を使用していることが分かった。
同等品画像

設置状態例

 
 
集合型回線終端装置(光‐LANメディアコンバーター)からの赤のLANケーブルがVH-100BOX16Sに繋がる
http://www.ntt-east.co.jp/release/0405/040525.html#VH100BOX16S
 
説明文
本商品は、下り最大100Mbpsの高速化を実現したVDSL装置です。各部屋までLANケーブルを敷設できないホテルや集合住宅でも、本商品を利用することにより、新たな配線工事なしにBフレッツ等を利用した下り最大100Mbpsの高速インターネット接続環境を容易に構築することができます。

仕様
http://www.ntt-east.co.jp/release/0405/040525_1.html

構成例
http://www.ntt-east.co.jp/release/0405/040525_2.html

多分 KDDIも同様な装置がMDFの主装置の中に収納されているのであろう。
 
現状のスピードは、KDDIの都市公団型デラックスの70Mであり、スピードを調べても70M以上は出ているので不満は無い。

家庭内LANとの接続は、HGW(Home GateWay)を介して行われる。電話のLINEにHGWを接続すれば何の設定も必要なく、インターネットに繋がるのである。家で使用中のHGWは、初期型でモデム部とHGW部が分離したAtermBL170HV、今は、モデム部とHGWが一体型のBL172HV(モデム部とは機器の内部でLANケーブルでつながっている)となっている。

この記事を書いた時期は、過去でありWebにアップしたのが7月である。